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技術士水産

平成30年 第1問 技術士水産

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平成30年 第1問 技術士水産


  • 我が国の最近の漁業動向についての記述のうち, 最も不適切なものはどれか。


    ① 遠洋漁業は, 昭和50年代初めに多くの国々で200海里水域が設定され, これにより多くの遠洋漁船が既存の漁場からの撤退を余儀なくされ, マクロ等の漁獲量が大きく減少した。

    ② 沖合漁業は, 遠洋漁業の生産量が減少して以降, 我が国の漁業生産量全体の5~6割で推移。 主要漁獲対象種である多獲性浮角、類の資源減少は激しく, 魚種の構成が大きく変化。

    ③ 沿岸漁業は,遠洋・沖合漁業生産量が減少して以降は我が国の漁業生産量全体の3割前後の水準で推移。 漁獲対象種が多いため生産量の変化は比較的緩やかなものの, 全体の生産量は底魚類を中心に減少傾向である。

    ④ 沿岸漁業は沖合漁業と比べ, 生産量は5~6割の水準である一方,生産額は3割多く,漁獲物の単価は2倍以上である。

    ⑤ 内水面漁業では, サケ類を除きほとんどの魚種で生産量が減少しており, 特にコイ,フナ, ウナギ,アユ及びシジミで減少が顕著。河川等の資源の生息環境の変化,オオクチバス等の外来魚及びカワウ等の鳥獣の生息域の拡大と食害等が影響している。



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